Glyph Exchangeを紹介した古い記事やブックマークを開くと、現在はMolten Financeへつながる場合があります。しかし、旧Glyphのトークン、コントラクト、LP、ステーキングが、そのままMoltenで利用できるとは限りません。
この記事では、2026年8月2日時点で確認できた公式情報をもとに、過去のGlyphと現在のMolten Financeの関係、確認できない事項、古い資産やリンクを扱う際の注意を整理します。当サイトはCore DAO、Glyph、Molten Financeの公式サイトではありません。
結論:旧Glyph公式ドメインの現在
2026年8月2日の確認では、旧Glyph Exchangeのトップドメイン glyph.exchange は、https://molten.finance/ へ転送されます。
Core DAOが2025年7月23日に公開したMolten Financeのローンチ記事は、MoltenをBitFLUXとGlyphを統合・アップグレードしたDEXとして説明しています。この公式説明により、GlyphとMoltenのサービス上の関係は確認できます。
ただし、公開中の公式サイトとドキュメントからは、旧Glyphの全機能、トークン、コントラクト、LPポジション、ステーキングがMoltenへどのように引き継がれたかまでは確認できません。この記事では単純な「リブランド」とは扱わず、確認できた統合関係と、未確認の互換性を分けて説明します。
Glyph Exchangeとは何だったのか
Core DAOが2024年に紹介した内容
Core DAOは2024年3月18日、Glyph ExchangeをCore上のインスクリプションAMMおよびBitcoin-powered exchangeとして紹介していました。当時の記事では、インスクリプション資産の取引と流動性提供が構想として説明されています。
また、2025年2月10日に公開された2024年の開発者エコシステム振り返りでは、GlyphをCore上のDEXとして紹介し、BRC-20、ERC-20、インスクリプション資産などに言及していました。
これらはGlyphが当時どのように紹介されていたかを示す歴史資料です。現在のMoltenが同じ規格や機能に対応していることの根拠には使用できません。
旧記事が扱っていた機能
移行前の記事は、Glyph V2、V4、Giga-Swap、BRC20・FAIRC20・ARC20対応、$G・$OGのステーキングを現行機能として紹介していました。また、DEXの利用や利回り獲得を促す宣伝的な表現も含んでいました。
今回の監査では、これらを現在利用できる機能として裏付けるMoltenの公式情報を確認できなかったため、現行の利用案内から外しました。
現在のMolten Financeで確認できること
Molten Finance公式サイトは、MoltenをBTCfi向けのDEXとして案内しています。2026年8月2日に公式サイトと公式ドキュメントで確認できた主な機能は次のとおりです。
| 確認項目 | 公式情報で確認できた内容 |
|---|---|
| Swap | 公式UIにトークン交換画面とウォレット接続導線がある |
| 集中流動性AMM | 公式UIでは「V3 AMM」、ドキュメントではAlgebra Integral 1.0を使う集中流動性AMMとして案内されている |
| Stable AMM | 価格が連動する資産向けのStable AMMと、その流動性管理画面が案内されている |
| 流動性プール | V3 PoolsとStable Poolsの導線があり、ポジション作成や流動性管理を行う構成になっている |
公式UIにはTVL、24時間出来高、APR、対象プールなどの動的な情報が表示される場合があります。これらは変化するため、この記事では数値や全対応トークンを固定掲載しません。利用時に公式UIで確認してください。
MoltenのStable AMMドキュメントには「previously BitFLUX」と記載されています。これはStable AMMとBitFLUXの関係を示す説明ですが、旧Glyphのすべての機能がStable AMMへ移行したことを示すものではありません。
GlyphからMoltenへ引き継がれたか確認できないもの
次の項目は、公開中の公式資料だけでは継承状況や互換性を確認できませんでした。
- 旧Glyphの
$G、$OGなどのトークン - 旧Glyphのステーキングと未請求報酬
- 旧GlyphのLPポジションとMolten上のポジションの互換性
- 旧GlyphとMoltenのコントラクトアドレスの対応関係
- Glyph V2、V4、Giga-Swapの現行提供状況
- BRC20、FAIRC20、ARC20、その他インスクリプション資産の現行対応状況
- 旧Glyphに関する監査結果が現在のMoltenコントラクトへ適用される範囲
古いウォレット表示や検索結果だけを根拠に、これらが現在も利用可能であると判断しないでください。
古いGlyphリンクを利用しない
旧記事にあったアプリリンクは、現在の推奨利用先として使用できません。
app.glyph.exchange/stakeはMolten側の/stakeへ転送された後、2026年8月2日の確認では404になりました。app-v4.glyph.exchangeは旧Glyph V4のページを返しますが、現在のMolten公式サイトやドキュメントの利用導線として確認できませんでした。
ページが表示されることと、現在も公式に案内されていることは同じではありません。古いアプリへ不用意にウォレットを接続せず、利用先はMoltenの公式トップドメインと公式ドキュメントから確認してください。
旧Glyphの資産やLPを保有している場合
公式な移行手順を確認できていないため、この記事では旧資産の操作手順を案内しません。確認できるまで、次を守ってください。
- ウォレット上の表示名やトークンシンボルだけで資産を判断しない
- Core Scanなどのブロックエクスプローラーでコントラクトアドレスと履歴を確認する
- 旧Glyphのアプリへ不用意にウォレットを接続しない
- 検索広告、SNS、DMで案内された「移行サイト」や「請求サイト」を利用しない
- 移行や報酬請求を装う署名要求を承認しない
- シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵を入力・共有しない
- Moltenの公式サイト、公式ドキュメント、公式コミュニティで現状を確認する
- 対応関係や操作内容を確認できない場合はトランザクションを実行しない
Molten Financeを利用する前の注意
MoltenのSwapや流動性プールはウォレット接続とオンチェーン操作を伴います。特定の取引や流動性提供を推奨するものではありません。
- URLが
https://molten.finance/であることを確認する - ウォレットで選択中のネットワーク、トークン、数量、送信先を確認する
- 偽トークンを避けるため、名称ではなくコントラクトアドレスを公式情報と照合する
- トークン承認の対象と上限を確認し、不要な無制限承認を避ける
- Swap前に受取予定量、スリッページ、価格影響、ガス代、流動性を確認する
- 集中流動性へ参加する場合は価格範囲を確認し、範囲外になる可能性と管理負担を理解する
- 流動性提供ではインパーマネントロス、スマートコントラクト、価格変動、流動性不足のリスクを確認する
- 「監査済み」という表示があっても、損失や脆弱性がないことを保証するものではない
- APRや報酬は変動するため、表示値どおりの利益を前提にしない
まとめ
旧Glyph Exchangeのトップドメインは現在Molten Financeへ転送されます。Core DAOの2025年7月の公式記事は、MoltenをBitFLUXとGlyphを統合・アップグレードしたDEXとして説明しています。
現在のMoltenではSwap、集中流動性AMM、Stable AMM、流動性プールを確認できます。一方、旧Glyphのトークン、ステーキング、LP、コントラクト、V2・V4・Giga-Swap、インスクリプション対応の継承範囲は確認できません。古い資産やリンクを扱う場合は、公式情報で対応関係を確認できるまで署名やトランザクションを行わないでください。